2009-01-01から1年間の記事一覧

拓海広志「シアバター石鹸プロジェクト」

旧友の森重裕子さんが、「eco japan cup 2009」の環境ビジネスベンチャーオープンにて「環境ビジネスウィメン賞」を受賞しましたので、紹介させていただきます。 保健衛生を専門とする森重さんは、長年西アフリカのブルキナファソに滞在して「エイズ予防と啓…

拓海広志「信天翁曼荼羅<海>」

1989年5月20日にアルバトロスクラブが設立されてから20年という歳月が経ちました。これを記念して、2009年12月5日(土)にアルバトロスクラブ発足の地である芦屋・西宮エリアにて記念イベントを開催することになりましたので、お知らせします。多士済々のク…

拓海広志「城ヶ島の海・・・」

僕が週末に思い立ってぶらりと訪ねることの多い場所の一つに、三浦半島沖の城ヶ島がある。カヤックで島の南に広がる太平洋に漕ぎ出し、ゆったりとしたうねりに揺られながらひたすら沖へ向かって漕いで行くのは爽快だ。つい先日もそんな風に洋上で半日を過ご…

拓海広志「台風一過の伊豆の海」

台風一過の週末。僕は20年来の海仲間・柴田雅和さんと共に、松崎をベースにして南伊豆〜西伊豆の海をボートでクルージングしていました。堂ヶ島の奇岩めぐりをし、安良里では加山雄三さんの「光進丸」と出会い、そしてきれいな入り江を見つけるとアンカーを…

拓海広志「恩納村の宿」

若い頃からずっと世界と日本の各地を旅してきたので、僕は様々なところに泊まってきました。これまでに泊まった宿の中には、僕が気に入って自分の定宿にしているところが幾つかあるのですが、最近泊まった沖縄本島の宿もなかなか印象的で、今後は定宿にした…

拓海広志「『海女フォーラム』のお知らせ」

今年の10月3日に鳥羽市の海の博物館で興味深いフォーラムが開催されます。その名も「海女フォーラム」! 海女による潜水漁は日本と済州島に古くから伝わるもので、僕も志摩・鳥羽や外房、奥能登、筑前鐘崎、鳥取夏泊、久慈小袖、伊豆など日本各地の海と済州…

拓海広志「真鶴の海・・・」

20年ほど前から僕がよく通っている海辺の町の一つに真鶴があります。日本三大船祭りの一つ「貴船祭り」で知られる貴船神社にお参りをしてから、マリーナで借りたモーターボートや友人のヨットで初島まで渡って素潜りをしたり、あるいは真鶴半島周辺の海をひ…

拓海広志「黒潮農場の『地球の塩』」

僕よりも一回り半ほど歳の若い親友で、僕の海の仲間でもある高橋素晴さんが、鹿児島県の枕崎、坊津を拠点に多彩な活動を展開しています。その核となるのが「黒潮農場」での天然塩の製造・販売事業なのですが、彼はその塩に「地球(ほし)の塩」と命名しまし…

拓海広志「写真展『熊野修験』のお知らせ」

6月17日から30日にかけて、東京都墨田区吾妻橋のギャラリー・アビアント(都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩5分)で森武史さんの写真展『熊野修験』が開催されています。ご興味のある方は是非足を運んでみてください。 ※関連記事 「森武史さんのホームページ」…

拓海広志「久しぶりの『海王丸』」

航海訓練所の練習帆船「海王丸」が横浜港に入港したので、翻訳家の加藤晃生さんらと共に訪問してきました。現在の船長はアルバトロス・クラブのメンバーでもある国枝佳明さんですが、国枝さんは僕が「海王丸」の僚船「日本丸」に訓練生として乗っていた頃に…

拓海広志「神戸とシアトルとイチロー選手」

第2回WBCの最終戦で決勝安打を放ち、侍ジャパンを劇的な勝利に導いたイチロー選手が胃潰瘍でダウンし、マリナーズでの公式戦欠場を余儀なくされることになったそうです。彼ほどの大選手にとっても、国を背負って戦うトーナメント形式の連戦がもたらす精神的…

拓海広志「『Bare Bones』に寄せて」

心に沁みる温かい詞と心地良いメロディが自然体で結びついた曲の数々。表現はコンテンポラリーなのに、どこかほろ苦くて懐かしい感傷を惹き起こすジャズの名盤だ。僕は最初の曲『Instead』のご機嫌な演奏と歌を偶然耳にしてグッと惹き付けられ、そのまま一気…

拓海広志「串本の海・・・」

和歌山県の串本に、円山応挙と長沢芦雪の絵画を蔵する串本応挙芦雪館を併設することで知られる、無量寺という寺があります。そこの住職・八田尚彦さんは僕の海&酒友達なのですが、八田さんは串本の港に愛艇を繋いでおり、セーリングに関しては相当な腕前で…

拓海広志「トライネットの夜」

高知県柏島で黒潮実感センターを運営する神田優さん、新幹線の設計技師で写真家でもある円満堂修治さん、そして僕の3人は、「トライネット」というチームを結成して海や街で遊んできた仲間です。この3人に、太平洋単独横断のヨットマン・高橋素晴さん、その…

拓海広志「旅道具としてのカヤック」

僕が初めてカヤックを買ったのは今から30年ほど前の学生時代のことで、最初に手に入れたのはフジタカヌー製のファルトボート(折畳み式のカヤック)でした。当時はアウトドア関係の店でもカヤックを扱っているところは少なく、京都の藤田清さん(フジタカヌ…

拓海広志「Rosina Wachtmeisterさんの猫」

僕はRosina Wachtmeisterさんの描く猫が大好きで、以前からコーヒーカップやティーカップには彼女の猫の絵が付いたものばかりを使っています。凛としたシャープなたたずまいと、自然に溶け込んだ自由で伸びやかな姿態。そして恋人や家族、友人や仲間に対する…

拓海広志「『インターセックス』に寄せて」

僕は10年程前から性同一性障害の問題に少し首を突っ込んでいるのですが、多くの人の勇気ある行動や発言によって、最近はこの問題に対して徐々に社会の理解が得られるようになってきていることを嬉しく感じています。 生物界における性のあり方はなかなか多様…