2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

拓海広志「テロに対するプリンシプル」

数年前に、僕の当時の上司でもあり、個人的に親しい友人でもあった英国人の男がバリ島を襲った爆弾テロで亡くなりました。その時に抱いた激しい怒りと深い悲しみは今でも僕の胸中にありますが、その後も世界各地で大小様々な規模の理不尽な無差別テロ事件が…

拓海広志「妖怪考」

一人旅が好きで、昔から暇さえあればリュックに旅道具と寝袋を詰め込んで出かける。汽車に乗って気の向いた駅で降りて街をぶらついたり、カヤックで川下りをして夕方になると河原にテントを張ったりといった具合だ。 夜、人気のないところで風の音や虫の声を…

拓海広志『Raindrops...』♪

中学生のときにギターとウクレレを覚えると、それを使って自分で曲を作ったり、それに詞を付けたりするようになりました。これまでに僕が作った曲は200ほどになるのですが、時には仲間が作った曲に詞を付けたり、お遊びでスタンダード曲に勝手に詞を付けたり…

拓海広志「チェスゲーム」

僕が中学生の頃、『宇宙大作戦』という日本語タイトルで『スタートレック』のテレビ版が深夜に放映されていました。僕はいつも独りでテレビの画面を見入りながら、カーク船長、スポック副長、マッコイ船医らのやりとりを楽しんだものです。 論理性を尊重する…

拓海広志「日本ハム、おめでとう!」

日本ハム優勝、おめでとう! 新庄効果だけがその理由ではないのでしょうが、日本ハムは本当に気持ちの良いチーム、愛されるチーム、そして強いチームになりましたね。僕はセリーグは阪神、パリーグはソフトバンクのファンなのですが、今年は新庄選手の引退シ…

拓海広志「子どもたちの生命と魂」

自分の子どもを虐待する人は、かつて自分自身が親から虐待されて育った体験を持つケースが多いと言われています。僕は人の心の問題を全てそういう「物語」にはめ込んで安易に理解したつもりになるのは危険だと思いますが、人間の対人関係の基本が子どもの頃…

拓海広志「旅の効能」

僕は中学生のときに歴史学や民族学に興味を持ち、史跡や寺社などを訪ねて近畿各地を旅するようになったのですが、高校生になるとその行動半径は拡がり、気がついたら20歳になるまでに日本の全都道府県を巡っていました。当時の旅は鉄道やバス、船を乗り継…

拓海広志「帰ってきたウルトラ兄弟!」

映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』を観に行き、幼い頃のヒーロー達との久々の再会に僕は思わず身震いしてしまいました(!)。20年前にヤプールの怨念超獣を神戸沖の海に封じ込めたウルトラマン、セブン、ジャック、エースの4兄弟は、その激し…