拓海広志「黒潮農場の『地球の塩』」

 僕よりも一回り半ほど歳の若い親友で、僕の海の仲間でもある高橋素晴さんが、鹿児島県の枕崎、坊津を拠点に多彩な活動を展開しています。その核となるのが「黒潮農場」での天然塩の製造・販売事業なのですが、彼はその塩に「地球(ほし)の塩」と命名しました。


 僕も塩にはこだわりがあり、世界の様々な海をめぐりながら塩の製造と流通にはいつも関心をはらってきました。ここ半年程、僕は家では彼の作る塩しか使っていないのですが、それは真っ直ぐに「海」を感じさせてくれる豊かで深みのあるまろやかな味わいで、料理に使うと素材の持ち味を真っ直ぐに引き出してくれるのでとても重宝しています。


 坊津は、黒潮が打ち寄せる美しく大らかな海と、濃い常緑樹林に覆われた山々という、素晴らしい自然に恵まれたところです。僕は過去に何度かこの地を訪ねたことがあるのですが、素晴さんと共に坊津の海でカヤックを漕いだり、素潜りをして遊ぶのは実に愉しい時間です。だから、僕にとって「地球(ほし)の塩」は産地の自然と生産者の顔がよく見えるモノだということが出来ます。


 「地球(ほし)の塩」は黒潮農場のHPからでも購入できるので、よかったら一度アクセスしてみてください。そして、素晴さんの海と塩への思いや、塩作りとその流通を通して実現しようとしているものを知っていただければと思います。


 ※関連記事
 「黒潮農場『地球(ほし)の塩』のHP」
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(無断での転載・引用はご遠慮ください)


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