拓海広志「『グローバル』の普遍性」

 今年の正月早々に尾原和啓さんが主宰された「Chaotic Pod 2014」なる秘密会議(笑)に参加させていただいた際に、尾原さんから「(1) 2014年はどんな年になると思いますか?」「(2) その理由は何ですか?」「(3) そのさきがけ・事例は何ですか?」というお題を頂戴しました。それに対して、僕は以下のように回答させていただいてます。


(1) 2014年は、「グローバル社会におけるコモンセンス再発見とプリンシプル確立に向けて人々が動き始める年になると思う」。


(2) その理由は、「否応なくグローバルな社会が生まれつつあるが、グローバル社会が一つの生態系として成り立つためには、言語・文化・宗教の多様性を超えたプリンシプルが必要であり、その前提として人類が普遍的に持つコモンセンスを認識することが必要だから」。

 
(3) そのさきがけ・事例は、「世界各地の若者たちが、政治・経済の世界においてパクスアメリカーナの延長として揶揄されているグローバリズムとは異なる次元でグローバル社会を捉え、思考・行動し始めていることがある」。


 2014年も3か月が経ちましたが、上記の兆候は見えるでしょうか? ところで、昨年の11月23日には京都の同志社大学「『グローバル』の普遍性について」という題のシンポジウムが行われ、僕はそこで基調講演をする機会を与えていただいたのですが、その際の講演の内容を以下に掲載させていただきましたので、よろしければお読みください。


 ※関連記事
 拓海広志「『グローバル』の普遍性について」
 拓海広志『Beyond Global and Local - Seeking for Common Sense and Principle of Global Society』


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【「Chaotic Pod 2014」にて・・・】