拓海広志「Ocean Legendの航海を支援します!」

 数週間前のことですが、僕は三浦の和田海岸長浜にて、デューク金子さんが主宰する「Ocean Outrigger Canoe Club」の練習に参加させていただき、6人乗りシングルアウトリガーカヌーを漕いできました。仲間と息を合わせて舟を漕ぐというのは、それがボートであれ、カッターであれ、カヤックであれ、はたまたアウトリガーカヌーであれ、爽快なものです。特に6人乗りのアウトリガーカヌーともなるとそのスピードはなかなかなもので、実に気持ちのよい時間となりました。


 その数日後、僕はデュークさんと南品川にある僕の行きつけの島風居酒屋「おきみくら」で飲んだのですが、そこには偶然鹿児島からやって来ていたヨットマンの高橋素晴さん(現「アルバトロスクラブ」代表)も合流し、さらに三宅島との縁が深い「おきみくら」の赤木一之シェフも交えての海談義となりました。


 デュークさんが6人乗りアウトリガーカヌーによる和田長浜〜小笠原父島間(南伊豆〜伊豆大島〜利島〜新島〜式根島神津島〜三宅島〜御蔵島八丈島経由)の航海プロジェクト「Ocean Legend」を進めていることについては、1年半ほど前にこのブログでも紹介させていただきました(拓海広志「Ocean Legendの航海」)。

 
 古の縄文人たちは黒曜石などを運ぶために丸木舟を漕いで日本海を渡ったり、伊豆七島や小笠原へも渡っていたと言われています。また、かつて小笠原や八丈島ミクロネシアの間には人の行き来もあったようで、そこにはアウトリガーカヌー文化の片鱗が残されています。デュークさんの航海は往時の海人たちの魂を現代に蘇らせる、とても意義深いものになるだろうと思います。


 そこで、僕が主宰する「オフィス☆海遊学舎」では、「Ocean Legend」プロジェクトを本格的に支援していくことを決めました。特にデュークさんは航海途上で立ち寄る島の人たちとの交流を重視しているため、その内容を豊かなものとするための協力をしたいと思うのですが、同時に、微力ながら航海資金集めのお手伝いもできればよいと考えています。


 このブログを読んでくださっている皆さんにも、是非「Ocean Legend」の航海に興味を持っていただきたく、よろしくお願いいたします。


 ※関連記事
 「Ocean Legendプロジェクトのホームページ」


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