拓海広志「海上知明さんの戦略論講座のお知らせ」

　友人の海上知明さんが首都大学のオープンユニバーシティ（飯田橋キャンパス）にて「戦略論」の講座を開講します。海上さんといえば、環境思想の専門家として知られていますが、その思索のベースには「戦略論」があります。きっと興味深い講義になると思いますので、興味のある方は是非受講なさってください。

　以下に、首都大学からの案内を転載・紹介させていただきます（電話での問合せは042−677−2362まで）。

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★日本武将戦略対比分析
2010年1月16日〜2月20日の毎土曜日
武将に見る戦略や勝利のパターンについては多くの本が出回っていますが、世に普遍的な戦略とは存在するのでしょうか?　戦略は各武将の個性や能力により多様であり、もし現代人が、歴史から何かを学び取るのであれば、各人に見合った方法を採用しなければなりません。自分と異なったタイプのやり方をまねしても、単なるマニュアル暗記にしかならず、実際の発想法としては役に立たないからです。そのためには、様々な武将が各分野において、どのような手法を使ったかを比較検証し、自分に合ったタイプの発想法を学ぶ必要があります。本講座を、そのための一助として利用していただければと考えています。

★環境戦略のすすめ〜迫りくる食糧不安とエネルギー危機
2010年6月3日〜7月8日の毎水曜日
・環境問題と戦略
・発想の転換VA
・家庭型発電所
・農地の限界を突破する
・エコシステムの原理
・多重危機への対応

★戦略論で読む日本文学〜軍記物語を社会科学で分析する
2010年6月2日〜7月7日の毎火曜日
・社会科学と文学
・「平治物語」を「孫子」で読むと
・「平家物語」「源平盛衰記」とマハン海軍戦略
・「義経記」にみる愚将の本質
・「太平記」と革命戦略
・「甲陽軍艦」「川中島五箇度合戦」の戦略

【海上知明　プロフィール】
東京海洋大学・国士舘大学非常勤講師。経済学博士、戦略研究学会古戦史研究部会代表、環境安全保障研究会・環境戦略研究会代表、孫子経営塾理事。土浦市在住。中央大学卒業後、働きながら大学院に通い学位を取得。博士(経済学)。主な著書に『環境思想歴史と体系』(NTT出版)、『環境戦略のすすめエコシステムとしての日本』(NTT出版)、『新・環境思想論』(荒地出版)、『危機管理の経済史環境問題としてのエネルギー』(BNP)、『信玄の戦争戦略論「孫子」の功罪』(ベストセラーズ新書)、『地球環境史からの問いヒトと自然の共生とは何か』(共著、岩波書店)など。『時事トップコンフィデンシャル』に「歴史で解く現代」、『日経エコロジー』に「環境思想で考える」を連載中。