拓海広志「『Brasileiro』に寄せて」

 『Brasileiro』は、「セルメン=ボサノヴァ」だと思い込んでいた人にはちょっと衝撃的だったかも知れないサンバの名作アルバムです。


 初っ端から「Fanfarra (Cabua-Le-Le)」「Magalenha」「Indiado」と続く痛快なリズムの渦に巻き込まれていき、気がつくと身体は自然に動き出している筈。だから経験的に言うと、車を運転中に聞く場合は少々自制心が必要かも…(笑)。


 このアルバムが出た頃僕はジャカルタで暮らしていたのですが、あちらの若者の間でも大ヒットしていました。そんなわけで、サンバなのに何故かジャカルタの街やインドネシア各地の海を思い浮かべてしまう、私的にも懐かしい一枚です。


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