拓海広志「米沢にて・・・」

 ゴールデンウィークを利用して、山形県の米沢に行ってきました。米沢には、今回の地震津波で被害を受けた方々や原発事故のために移動を余儀なくされた方々が福島県から大勢避難して来られています。そうした方々の生活支援のために米沢市山形県の行政も頑張っていますが、井上肇さんが理事長を務める生活クラブやまがた生活協同組合や、井上さんの呼びかけで東京から駆けつけた僕の同郷(神戸)の畏友・丸山弘志さんが事務局長となって運営されているボランティア山形&ボランティア米沢のコーディネートにより、一般市民によるボランティア活動も活発に行われています。


 僕は米沢に滞在中は生活クラブやまがた生活協同組合の高齢者介護施設「結いのき」に泊めていただき、ほんの少しですが丸山さんたちの活動のお手伝いをさせていただきました。米沢はちょうど桜が見ごろで、福島からの避難者の方々と米沢市民の交流花見イベントが行われたのですが、その準備と後片付けを皆でワイワイとやりました。また、長野市(株)サンタの創庫が提供してくださった中古洗濯機を、希望する避難者の方々の住宅(福島から避難してきた方々の多くは、いったん米沢市営体育館・武道館で避難生活を送った後、米沢市内の公営住宅などに続々と二次避難中です)にトラックで配達して回ったりもしました。そして、米沢から宮城県の沿岸部に送る支援物資のトラックへの積み込み作業など。。。そうした中で、避難者の方々やボランティアの方々と様々な交流が出来たのが良かったです。


 震災のような大きな自然災害において、最初に必要なのは命を救うためのレスキュー活動ですが、それが一段落すると被災者への息の長い生活支援が必要になります。よく言われることですが、被災者への生活支援のためのボランティア活動は、「何かをしてあげる」という「For」のスタンスではなく、「共に生き、共に暮らす」「共に悩み、共に楽しむ」という「With」から「Together」に向かうスタンスが必要ですし、活動に継続性を持たせるためにはあまり力みすぎないことも大切でしょう。丸山さんは阪神・淡路大震災での経験などを通してそうしたことを熟知されている方なので、米沢でも素晴らしいコーディネートをなさっており、僕は非常に感銘を受けました。また、丸山さんとボランティア米沢の活動を支える「結いのき」の職員の方々のサポートも素晴らしく、そのことにも大変感銘を受けた次第です。そして、今後も引き続き自分にできるお手伝いをさせていただきたいと思っています。


(無断での転載・引用はご遠慮ください)





【米沢から気仙沼へ物資を運ぶボランティア山形&ボランティア米沢のトラック隊。一番下の写真の中段真ん中にいる人が丸山弘志さん。向かって、その左で人差指を立てているのが井上肇さん】


ヘルプマン!(1) (イブニングKC)

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ヘルプマン!(2) (イブニングKC)

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ヘルプマン!(3) (イブニングKC)

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ヘルプマン!(4) (イブニングKC)

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ヘルプマン!(5) (イブニングKC)

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