拓海広志「八丈島の海・・・」

 仲間内で「東京から時間的に一番近いグランブルーはどこだ?」という話題になると、僕は迷わず「八丈島だ」と答えることにしている。全日空機で羽田から僅か45分のフライトで到達するこの島の海の素晴らしさを知っている人ならば、たぶん異論はないのではなかろうか? 


 そんな「足」の手頃さもあって、僕は年に2〜3回程度は八丈島を訪ねている。島での過ごし方は極めて単純で、早朝から夕方まで海でひたすら泳ぎ、素潜りをする。それが基本だ。つい最近の訪問では、青、赤、そしてタイマイと、10匹ほどの海亀と海中で遭遇したが、普通に泳いでいてこんなに多くの海亀と出会える場所は日本ではそう多くない。


 泳ぎ疲れたら海に沈む夕陽を眺めながら温泉で寛ぎ、それから満天の星空と流れ星を見ながらビールかワイン、あるいは島酒を飲む。そんな合間に、ポツリ、ポツリと交わされる、島の知人や、共に旅をする友人たちとの会話も愉しい。よく「島時間」という言い方をするが、八丈島での時間はホントにゆったりと流れていくのだ。


 ※関連記事
 拓海広志「『Facing Future』に寄せて」
 拓海広志「『るにんせん』に寄せて」
 拓海広志「Ocean Legendの航海を支援します」


 ところで、八丈島空港売店で『ちょこ旅・小笠原&伊豆諸島』という可愛らしい旅のガイドブックを見つけた。松鳥むうさんというイラストレーターが書いている本だが、僕の大好きな小笠原&伊豆諸島のことを可愛らしく紹介してくださっている好著なので、ここで紹介しておきたい。


(無断での転載・引用はご遠慮ください)




八丈島グランブルー!】



八丈島のシングルアウトリガーカヌー】携帯電話の付属カメラで撮ったので、写りは悪いですが・・・。小笠原や八丈島では、ミクロネシア由来のシングルアウトリガーカヌーが昔から使われています。


ちょこ旅 小笠原&伊豆諸島

ちょこ旅 小笠原&伊豆諸島

るにんせん

るにんせん

海嘯―逸と富蔵の八丈島

海嘯―逸と富蔵の八丈島

流されて八丈島~マンガ家、島にゆく~

流されて八丈島~マンガ家、島にゆく~